キャッシュレス決済 最前線 書評とこれからの日本国内のキャッシュレスについて。
公開:2019.11.03 更新:2019.11.04

こんにちは、木彫り猫です。

いきなりですが、私はキャッシュレス推進派です。だって楽だしね♪

特に討論する気は無いので、それはそれとして、いつものように書店に行くと「60分でわかる! キャッシュレス決済 最前線」という本が置いてありました。

60分でわかる! キャッシュレス決済 最前線

中高年でも誘っているのでしょうかね……実にそれっぽいタイトルです。

しかし、慢心も禁物というもの。いくらキャッシュレスに慣れているからと言っても、実は重要なことを見落としているかもしれない…….という事で、軽く読んでみました。

まあ、60分で終わりますしね!

どんな本?

全体をまとめると、まあよくあるキャッシュレス推進本でした……。と、このままではここで終わってしまう笑

最終的な着地は「さあみんな、キャッシュレス使おうぜ!」で決まっているので、どうでもいいですが、この本の魅力中国でのキャッシュレス事情が詳しく書いてあることですね。

日本との違い(時代遅れ感)を浮き立たせる為に、中国や韓国、特に中国のキャッシュレス事情について詳しく書いてありました。

キャッシュレス普及率が90%近いこと。バーコード決済が企業規模問わず広まっていること。公共料金のほとんどもキャッシュレスで支払えること……(例:病院の前払いにキャッシュレスを実用化、結果混雑が緩和された成功例など….)

それはもう、いろいろ書いてありました。

そして、読めば読むほど日本と中国の体質の違いも出て来て、「ああ、これは中国だから出来ることだな」という問題も出て来て面白かったですね。

例えば、これは有名な話ですが、中国でキャッシュレス決済が広まった理由の一つに、「偽札が多すぎる」というものがあります。本書によると、「ATMを利用しているならかなりの確率で偽札を持つことになる」とまで。

日本は紙幣の精度・技術がかなり高いので、複製がかなり難しいと言われますね。この理由も日本ではあり得ません。

また中国のキャッシュレス決済サービス「アリペイ」や「Wechat pay」は決済サービスにしては、かなり機能に幅があるということ。

先に述べた公共料金の決済もそうですが、例えば、お葬式の香典や結婚式のお祝い金、子供へのおこづかいも、「Wechat pay」の中に含まれているようです。

まだまだ紹介しきれないほどの例がありましたが、要はそれほど中国市民に「アリペイ」や「Wechat pay」が馴染んでいるということです。

中国ほどの巨大な市場で主なキャッシュレスサービスが二者しかないというのは少なすぎます。この一点特化の力も共産党一等独裁である中国だから成し得ることでしょう。

日本の場合、キャッシュレスの波が来たかと思えば、各業界、各社が「○○ペイ」を作り始め、あっという間にペイ乱立時代になってしまいました。

これでは、機能を一つにまとめようにもうまくいくはずがありません。

このような問題点があることで、日本はキャッシュレスが進んでいない ーという点で勉強になる一冊でした。

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